中学生のノート
この前、中間テストが終わったと思ったのに、
もう期末テストのことを考えなくてはいけないという、
中学生はテストばかりで大変ですね。
English Room の生徒さんは現在、小学生が7割、中学生が3割ぐらいです。
中学生にはどうしても「自立」と「自律」を期待してしまうのですが、
まだまだ13、14歳ですからね、
お節介かもしれないけれど、ノートの取り方まで注文をつけさせてもらいます。
と言うのも、ノートって最強の学習ツールだと思うからなんですよね。
そういうと、「まとめ」や「きれいなノート」を想像されるかもしれませんが、
そういうことではなくて、「自分の思考が形になって残るもの」、と考えてもらいたいです。
ある答えを書くのに自分がどう考えたか、どうして間違えたのか。
ぱっとノートを見るだけで、いろいろな記憶が思い出されますよね。
それに、新しく見る情報よりも、再度目に触れる情報の方が記憶に残りやすいので、
自分のノートで復習することが一番効率がよく、かつ効果的だと思うのです。
たくさんの問題をやることも練習としては大事ですが、
間違える理由やパターンがわかっていない状態でどれだけ問題を解いても、
1ミリも変化が起きないですよね。
わかっていない問題があるのに、わかっている問題を10問解くのは時間の無駄でさえあります。
自分のできる問題や、簡単な問題をやりたがって、
難しい問題はできるだけ避けたいと思ってしまいがちですが、
それだとできない問題がずっと残ってしまうことになります。
勉強はできるだけ短時間で効率的にやるべきだと思っているので、
ノートで赤色になっているところを中心に勉強をする習慣をつけてもらいたいです。
そして、人間は忘れる生き物です。
今日学習したことも明日には忘れてしまっても不思議ではありません。
明後日なら、もっと忘れています。
忘れるのは当たり前なので、思い出すという作業が必要になります。
思い出す作業も、日が経つにつれて大変になります。
できるだ簡単に思い出せるうちに、ノートをちらっとでも見る習慣をつけると、
忘れにくく、思い出しやすくなるので、
1回に長時間勉強することよりも、毎日ちょっとずつノートを開くことをお勧めしたいです。
ノートの取り方はコーネル式など、いろいろありますが、
・ノートの端を左右どちらでもいいので空けておくこと、
・書くときは1行以上空けて書くこと。
・1行に1問しか書かないこと。
・間違いは消さずに赤で書くこと。
・どのテキストの何ページかを必ず書くこと、
これだけのことをお願いしています。
が、これがなかなか守ってもらえない(😢)
ノートにぎっしり書く子とか、添削入れれないし、
どこのどの問題をやったのかわからないと、答え合わせもできなかったり。
(そういう子に限って、穴埋めの箇所しか書かないし)。
宿題のノートを見るたびにガックシ...
中学生だから自主性を尊重して...と思ってしまうのですが、
ノートの取り方だけは、しつこく言い続けようと思います。
それぐらい、ノートは大事!